冷えとりによって変わったこと

冷えとり。

半身浴をして、靴下を重ねばきし、少食を心がける。

 

図書館通いを週間化しているわたしは、

あおきみさんち、家を買う

ずぼらな青木さんの冷えとり毎日

医者知らず「冷えとり」で完全健康人生

と、読み進め、後に別ルートから、服部みれいさんとマーマーマガジンを知ります。

 

お風呂に入って靴下履くだけでガンが治るなんて、そんなばかな…

と、わたしも思いました(それにガンを冷えとりで治すのは壮絶なことになるみたいだし)

 

でも試しに買ってみた靴下を履いて眠ったら、これはとっても気持ちがよかった。

 

冷えとり靴下は重ねばきももちろんだけれど、天然素材を身に付けることを推奨してるんです。

毒を吸い取る性能の一番高い絹を肌に着けて、その上に綿や毛、麻を重ねていく。

服と言えば見た目と値段しか気にしていなくて、素材をほとんど考えていなかったので、

特に絹の心地よさには驚いた。

正直、シルクのパジャマなんていや〜んなイメージしか抱いていなかったけど(笑)、

へぇ、こんなに違うんだぁ…

 

それに冷えとりを知ったのは今年の始め、つまり冬なのですが、

その頃のわたしは毎日タイツにブーツを履いていて、臭いに悩んでいたんです。

足はもちろん丹念に洗ってる。タイツだって洗濯したものを履いてるし、ブーツのにおいとりもしてる。

なのに、整体に行った時やランチの時など、靴を脱ぐとニオウ…

なので、化繊ではなく天然素材の靴下を履くという発想はそういう意味でもちょうどよかった。

 

お風呂も冬場は浴槽に毎日つかっていたから、特別なことをしているという意識もなく、

タイツを、レギンスと靴下に履き替えるだけでよかった。

 

で、1週間ほど経ったある日、咳が止まらなくなり、声がガラガラになりました。

周りは風邪か!と騒いだけれど、風邪感はほとんどなく、これは数日で治ります。

その次は発熱。でも倦怠感は大したことない。

そして鼻水。流れっぱなしで止まらない。

さらに昨日からは耳鳴り。

 

めんげんかぁ。

東洋医学的な好転反応。毒出しの一種。

症状が派手な割に、すぐに治るのがめんげんだそうで、これはそうに違いない。

と、医者には行かず。

 

そのうち、右手小指の皮が剥けて関節がぱっくり裂けて、靴下に穴があきました。

この右手小指にはびっくりした。

だって怪我した覚えはないし。

 

それなら身体の痒いところをお湯の中でかいていると、お湯が白く濁るようになりました。

 

と、平行して、食の好みが変わりました。

冷えとりの本では少食を推奨されて、たんぱく質の摂取についてあれこれ書かれていることもゼロではないと思うのだけれど、

肉をほんとうに食べなくなった。

いや、毎日食べるけれど量が減りました。

そして食べたいと思うことが減りました。

 

続いて、テレビをうるさく感じるようになりました。

以前は、見る見ないに限らずつけっぱなしだったテレビ。

今は見る時だけつけます。それでも2時間も見るとつかれてしまう。

 

そしてコンタクトレンズから眼鏡に変わりました。

 

これまでずっと、コンタクトレンズが痛いな疲れるなと思いながら使い続けていた。

でも冷えとりを始めて1ヶ月半くらい経った頃、耐えられない!!!と思い、

それから一度も着けていません。

 

コンタクトレンズに限らず、嫌々ながらがまんしていたことがどんどんできなくなっていくんですね。

ストッキングにパンプスもそうだし、ポリエステル素材の服もそうだし、それから嫌いな人と付き合うということも。

嫌いな仕事を続けるということも。

 

たぶん、体を使わず、心を殺しながら、頭だけ使って働くことによって生きていたわたしは、

冷えとりで少しだけ自然治癒力=生命の力が高まって、つまり体の声が大きくなった。

自分に正直になって、嘘がつけなくなって、欲しいものがお金ではなく自由なんだと、

そう思う気持ちが強くなったんです。

 

でも冷えとりの症状は人によって違うと言うし、

めんげんが出るまで何年もかかる人もいれば、次々に出まくる人もいるそうで、

わたしの症状も何がどこまで冷えとりによるものなのか正解は分かりません。

 

でもそれでいいのかなと思った。

生命の神秘なんて未だに科学では証明できていないわけで、オカルトだって半分以上は嘘なんでしょうけど本物もあるんだろうし、

全てを解明しようなんて奢り以外の何者でもないのかなと。

そもそも幸せって目に見えないですしね。

 

そう。目に見えないものを大事にしたいって、そう思うようになったんです。