冷えとり健康法に出会う
わたしの両親は病院好きです。
母は通院好き。風邪でも整体でも、少しでも体調が悪ければ病院に行きます。
父は検診好き。健康診断、人間ドック。本人も受けるし、娘たちにも受けるよう勧める。
でもたぶんこれって世の中的には普通なこと。
会社でも、少しでも体調が悪ければ、病院行った?という話になります。
病院行った?薬飲んだ?ダメだよ、行かないと治らないよ〜
わたしも何度か口にしたことがある。
でも病院めんどくさいという気持ちも充分分かる。
体調が悪いときは寝ていたいもの。
わざわざ出かけて行って、固い椅子に座って待たされて、処方箋もらって今度は薬局で待たされて、
大量の薬をもらって帰宅してやっと一息。ふう、もうこれで大丈夫。
だったら市販薬飲んで寝てる方が安上がりだし楽だし、ていうか家で寝てるだけならお金かからないし、
病院なんてめんどくさーい!と、何度思ったことか。
数年前、母が大病をしました。
そのときに行った山のような検査で分かったことは、母は抗生物質が効かないということ。
うちは耳鼻科系が弱い体質で、わたしも子どもの頃から耳鼻咽喉科には散々お世話になってきたのだけれど、
強めの薬を出す先生が多いんですよね、耳鼻科って。
それを何十年飲み続けた母は、抗生物質が効かない体質になっていたんです。
その原因は耐性菌になるそうで、他の患者さんに感染してはいけないと、個室に隔離されました。
抗生物質が効かないから風邪もひけない。
術後は厳戒体制です。
母ほどではないにしても、年に何度か強い抗生物質を飲んでいたわたしには衝撃でした。
もともと薬は嫌いだったけれど、気を付けないとわたしもああなるのか…
病院&薬が嫌いな理由はもうひとつある。
数年前から時々めまいを発症するようになったのだけれど(寝返り打つと天井がぐるぐる回ります)、
耳の検査をしても、脳の検査をしても、原因が特定できなかったんですね。
慢性副鼻腔炎なのは自覚症状もあり、レントゲン検査でも確認されていたけれど、副鼻腔炎にはそんな症状はないということで、
何だかうやむやのまま、いつも通り大量の薬が処方された。
そして子宮筋腫。
子宮筋腫がいくつかあることが何年か前の健康診断で発覚して、病院へ行くことになりました。
でもわたしの場合、自覚症状というものがなくて。
子宮筋腫ってできる場所によって、大変な思いをする人と、自覚症状のない人に別れるみたいで。
検査をした結果、お医者さんが言ったことは、
取りたければ取ってもいいし、切りたくなければ取らなくてもいいです。
筋腫は再発するから取ってもまたできるかもしれないので子宮ごと取ってしまってもいいです。
なんだろー!このスッキリしない感。
どちらの場合にしても、医者は正解なんて持ってないんですよね。
母の大病のときにも思ったけれど、まだまだ人間の体には未知の領域が多くて、
でも医者は立場上なのかなんなのか、分からないと言うことができなくて、こじつけるんだよな。
そんなとき、冷えとりの本と出会います。
冷えとりとは、冷え性を改善しましょうということではなく、
上半身の体温と下半身の体温の温度差をなくすことによって、体内の循環を良くしましょうというもの。
また西洋医学の薬というものに対し、
薬は身体を冷やすもの。病気を治すのではなく、病気を眠らせて一時的に症状を抑えるだけなので、
薬では病は治らないし、追々その毒出しによって大病が起こる。
だから薬に頼るのではなく、自己治癒力を高めることによって病気を根本から治そう。
という発想。
冷えとり健康法の内容はシンプルで、半身浴して天然素材の靴下を重ねばきすること。
そして少食を心がけること。
それだけ。
3つ目はあまり自信がなかったものの(笑)
医者に払うより魚屋な払え。と常々思っていたし、
医食同源に魅せられてかつて薬膳の民間資格を取ったこともあるわたしには、
なんだかしっくりする話で、ためしてみることにしたのでした。