我慢

過去の我慢によって、その後の人格を変わり、

まるで後遺症のように悩まされ続けるのであれば、

我慢て、何のためにするのか?と思う。

 

我慢することが美徳という文化ありますよね。

それはほんとなのかしら。

 

でも一方で、誰もが我慢しなくなったら、世の中は大変なことになるはずで、

必要な我慢と、必要でない我慢が誰にでもあり、

それは各々異なるものだから、常識とか、「普通は」とか、

そういうざっくり価値観で括らない方が良いものの筈。

 

とはいえ例えば今はコロナだし、みんなが我慢を辞めたら、

大変なことになるのでしょうと思う。

政治家のとんちんかんな施策を守って意味あるのか、

それは大いに疑問だけど、それとこれとは別。

 

20代以下をコロナ時代で生きた若者は、

これまでの世代とはまた違ったメンタルを持つのだろうな、

団塊世代とか、バブル世代とか、

時代的背景はパーソナリティに影響を及ぼす。

 

私自身は超氷河期世代

高校生の時は女子大生ブーム、

大学生になれば女子高生ブーム。

社会人になる前にバブル崩壊し、就職は狭き門。

優秀でも努力家でもなかった私は就職できず、

バイトで会社に入った。

でも同級生の殆どがそんな感じでした。

 

愛社精神というものが殆どなく、

スキル思考で、周りと同じことするのが嫌いなこの性格は、

この社会人の入口に起因するところ大な気がする。

 

時代による影響は避けられないから、

例えば求職活動を何度も何度もしたことは、

必要な我慢だったのかなと思う。

 

バイトで入って、同い年の正社員と差別されて、

色々思うことを飲み込んだのも仕方なかったかなと。

でも程度の問題はあるけどね。

 

思えば散々転職を繰り返して来たので(今5社目)

要らぬ我慢をせずに生きてきた側面もたくさんあった。

とも思う。

 

だからやっぱり前職の15年。

あれは我慢しすぎたよな…と思いもするし、

あの15年があったから、今があるのは確か。

 

今の会社に入ったきっかけは、社長のお誘い。

社長と知り合ったのは、暗黒15年の初めの頃。

当時現場リーダーだった社長率いるチームの下っ端で、

言葉通り連日連夜仕事してた。

電車で帰れる日なんてほとんどなかったし、

ゴールデンウィークの深夜に呼び出されたこともある。

当時の私は、二徹(二晩徹夜)くらい平気だった。

 

肉体的負担が精神的負担に転換されたのはいつのことか、

気付けばそんなに忙しいこともなく、

逆にヒマが辛いと思うようになっていて、

いつのまにか後輩の面倒を見るようになり、

高学歴でもなければ就職もまともにできなかった私より、

てんで仕事のどんくさいやつがいっぱいいることに気付いた頃は、

もう会社での立場にあぐらをかいていたような気がする。

 

その時はするべき我慢をしてなかった気がしてきた…

てことはその後巡ってくる大量の我慢は、

その前の時期にしなかった分てこと?

すべき我慢の量ってもしかして決まってる?

 

そうなのかしら。

いや、違う気がする。