東京ラブストーリー
再放送してましたね、東京ラブストーリー。
気が付いたのが遅くて、見たのは最後の2回だけ。
当時は真剣に見てたなぁ。
真面目な高校生だったから夜はいつも家にいて、
夕食の後にテレビを見るのが常だったような気がする。
高校生の私からしたら、主人公たちはとても大人に見えて、でも24歳だったのか。
まだ子どもじゃんか(笑)
そして当時は付き合ったこともなかったので、
恋愛とはあーゆーものなのかと(セックスしようよも含めて)真剣に見ていたのですが、
今見ると、あんなに恋愛中心の生活してて、仕事するパワーなんて残ってんのかいな?と思ったりする。
赤名リカが大好きで、さとみちゃんが嫌な女で本当に嫌いだったけど、
自由過ぎて確かにあれは男は疲れるなと思ったり、もう少しうまく立ち回ればいいのにと思ったり、
さとみちゃんのしてることはまぁ普通よねと思ったり。
でも、リカのセリフで、「一生のうちに人を好きになるなんてそうそうあるもんじゃないんだから」というのは同感でした。
こんなこと当時は考えもしなかったし、何だか次々に好きな人(今思えば憧れ)ができた気もするけど、大人になっちゃうと人を好きにならないよなぁ。
そしてまた、いい大人があんなに見事に失恋を自ら描くというのもすごいなと。
曖昧にしてごまかすもんですもんね、失恋なんて。
別にそんなに好きじゃなかったし、とか。
もしくは誰にも話さずに胸にしまっておく、とか。
友だちにネガティヴ感情とともにわーっと話す、とか。
笑顔のまま、振った当人に何度も思いの丈を伝えるなんて、あんまり見たことないかも。
原作を読んだ気もするけど、原作の赤名リカがそうだったかはあまりよく覚えていない。
ただ、最後に電車でリカが泣くシーンでは、
思い出のどれもが恋の始まりにありがちな高まりばかりで、この2人は長くはもたなかっただろうなぁと、そう思わせるものだった。
別れてさとみと結婚したカンチの決断は正しかったんだなぁと。
はー。オバさんになったのですな、わたし。
それにしても鈴木保奈美、かわいかったな〜
今は怖いもんね(笑)
この後は女子大生ブームが来て、わたしは女子高生で、
女子大生になったと思ったら、女子高生ブームが来て、
バブルがはじけて就職氷河期のおかげで就職できず、漂流しているかのような社会人人生が始まって行くわけだけど。
当時のわたしが今のわたしを見たら、そんなに悪くないと思うんじゃないかと。
ふと、そんな気がしました。