仕事
昨日の夜は久しぶりにぐっすり眠りました。
仕事がぽろりと決まってから、眠れなくなった。
あそこに戻るのか。
そう思うと色々考えてしまう。
大学は心理学でした。
なぜ心理を選んだのかと言えば、なんとなく?笑
英文学にも国文学にも興味なく、もちろん経済も興味なく、日芸に行きたかったけど学力不足とそれほどの強い思いもなく、
美容師とか看護師とか幼児教育とか、専門職にも興味なく。
思えばずっと消去法の人生だったのかw(゚△゚)w
当時はカウンセリングと言う言葉が根付いた頃で、
当然流行りは臨床心理。
でも合宿に一度行ってうんざりし、社会心理に鞍替え。
昔から結論のない話を聞くのが苦手で、
話を聞いてアドバイスするのではなく、
対象者が感情を吐露することによって、答えへと導く、忍耐力と客観性が必要とされるカウンセリングは
わたしには無理でした。
でもこちらが知りたいことをアンケートによってお尋ねし、
定量的な回答から総合的に事実を推測する、
社会心理はすごく面白いと思った。
卒論とで初めてのExcelで四苦八苦しながら、
心理的側面ではなく、事実をアンケートする、
マーケティングというものを知ります。
そして社会へ。
学校の成績は常にパッとしなかったけど、
仕事はやたら褒められて驚いた。
そしてまた、色んなことを覚えながら、できることがどんどん増えていく毎日は楽しかった。
それでもいつしか退屈して、退職。イギリスへ。
帰って就職するも、またしても退屈。
今度は結婚もくろんで辞めてみた。
結局しなかったけど。
そしてまた就職。ここでやっと正社員。
この会社はブラックだったけど、ものすごく成長させてもらいました。
でもプライベートというものが皆無で退職。
で、前職。
役もついたし、大変な思いもしたし、色々あって…
なぜ、眠れなくなるほどに考えてしまうかと言えば、
求められるクオリティも分かってるし、
それができるか不安とも言えるし、
できるもできないも何とかする!とまた肩に力が入って、自分で自分を追い詰めて行くことになるような気がするから。
同じことは繰り返したくない。
それにまた、虚勢を張るのはもう無理だと思う。
退職時に挨拶して回る中で、ある人に、
おまえ、最近笑ってないだろう。
と言われました。
そうね。仕事中に笑うことなんてしばらくない。
確かにそのバランスは良くないことだ。
でも笑えなくなったのはなぜなのか、
それを1mgも考えようとしないその人にも驚いた。
その人は顧客の1人だったけど、
要求にかなり応えてきたと思う。
そのために無理もしたし、他の誰かと揉めることもあった。
そんな摩擦の中で、わたしは笑えなくなった。
全てがその人のせいだとは言わないけれど、
何も感じていないのか、いや、薄々分かりつつ、
自分を正当化するために、何もかもをわたしに被せ、その過程を全て抹消した思考回路、冷たさ。
正直言って、吐き気がした。
そうですね、仰る通りですね。
そう言ったわたしに、
そうだろう、こんなこと言ってやれるのは俺ぐらいだよなと満足気に笑った。
その笑顔は今思い出して寒気がする。
あんな人間関係をもう絶対に繰り返したくない。
そのためにはどうすればいいのか、考えていると眠れなくなってしまう。
格言は、心にゆとりのあるものにしか伝わらないと、
どこかで読んだ。
1ヶ月半、のんびりして、
わたしの心にはゆとりが生まれた。
組織で働くと、このゆとりはたぶん少しずつ消えて行く。
それは止められないと思う。
でも、1つだけできるかもしれないなぁと思うのは、
心にもないお世辞をやめること。
心を冷えさせないこと。
冷えとりや、猫や、玄米食や、
昔は持たなかったパワーアップスキルが今のわたしにはある!
怖がらずに行こう。