非国民!
先週、先々週は、家にいることが多かったので、
今週、まだ2日だけれど、8時間ずつ仕事に行くと、だいぶ頭が凝ることが分かりました。
もう気持ちが切れてしまったので、
行くのもやるのも面倒…というのもあるだろうけど、
元々、こんなんだったのかもしれないとも思う。
仕事はずっと椅子に座って、PCで数字ばかり見ています。
今は引き継ぎだから教えることの方が多くて、数字を見る量なんて格段に減っている筈なのに、あの空気感なんだろうなぁ…
そんな中、今、平行して読んでいる2冊の本から、たまたま見つけた一文
堀江貴文さんの「すべての教育は洗脳である」に、
社員の評価基準は仕事のスキルや成果ではなく、どれだけ組織に従順か
とあった。
またつばた英子・つばたしゅういちの「ときをためる暮らし」に、
世の中しきたりに流されて生きていると決して幸せなことにはならない。戦時中もなびいたけれど、今はメディアに支配されている
とあって。
この2冊は本の主旨も雰囲気も全然違う本だけれど、なんだかつながったなぁ。不思議だなぁ。と。
学校は、オールBで従順な人間を育てることを目的とし、時間割も食事の時間も決められていて、成績うんぬんの前に、時間割に従い、校則を守ることが求められる。
企業も同様に、朝から夕方までデスクに座って、風紀を乱すことなく、お昼休みも決まった時間で取ることが求められる。仕事のクオリティよりも、忠実であること。
メディアは消費を推奨する。バンバン稼いでバンバン使え。それが経済を活性化し、日本を元気にするのだと。なぜ作るより買った方がいいのか、それについては言及しない。
かつて、軍事力というムチで国民を押さえつけた政府は、今はメディアというアメで国民をコントロールしている。
忠実であるべしと育てられ、
大人になってなお忠実であれと日々飼われている日本人は、
かつての理不尽に疑いを持たなかったように、
いや、疑いを持ってなお従ったように、
今もまた忠実であれかしと歩調を揃える。
そんな中、税金を納めたくないだの、働きたくないだの、
例えば仕事ヒマだから帰っていいですかとか、
することないからお散歩してきていいですかとか、読書してていいですかとか、
そんなことは認められない。
職場に、マニュアルに忠実であれ!と目を三角にしてる人がいる。
その人は、なんかあるたびに、わたしのところに来る。
どうしてこんなことになったんですか。
知らん。わたしがやったんじゃないし。
それ、わたしの仕事でもないし。
自分で考えろや。
その人曰く、
マニュアルに忠実にするのが自分の仕事。
マニュアル外のことが起きたなら、それは誰かが何とかするべき。
1+1=3になる原理と理由を理解するのが人間、
その方程式を覚えこむのは今後はAIの仕事になるだろうし、
いずれは原理と理由もAIは理解していくだろう。
そこに何の疑問も危機感も感じずに、正当性を主張する見識の狭さ!
でも彼女は現場で重宝されている。
わたしはずーっとそれが嫌だった。
でもずーっと不思議でもあった。
つまりはそういうことだったんだ。
それならそれで構わない。
というか、今回の決断は正しかったなと改めて思った。
非国民なのはわたしだったのだから。
でもあと3週間。
ヒマな時間もずっと机に座ってろって…
それはしんどいil|li (´ω`) il|li