年功序列

かつての日本は年功序列だったのかなと思うけれど、

昨今の日本ではそんな会社はほぼないと思うし、

私もそれが正しいと思う。

 

思うのだけれど、必ずしもそうでもないとも、

思いもする。

 

これは、優秀なプレーヤーが、必ずしも優秀な管理職になるとは限らないことともリンクするし、

優秀なプレーヤーとて、優秀な後任を育てられるとも限らないことにも起因する。

 

思えば会社員て、色んな能力を要求される仕事だ。

業務処理、接客、協業、情報収集、教育、ルール遵守、感情抑制、理解力、伝達力、リーダーシップ、共感、集中力、俯瞰力、バランス力、向上心、独創性…想像力!

 

会社員にもいろいろいるし、b2bなのかb2cなのかにもよるとは思うし、

会社規模とか、業務内容とかにもよるんだとは思うけど、

とりあえず今私が求められているのはこんな感じか?

当然ながら全部できるわけがなく、

はたまたできている人を見たこともなく、

誰しも得意不得意、向き不向きがある。

 

同じ会社だったとしても、部署により、

また同じ部署だったとしても、立場により、

見える景色は異なる。

 

もしかしたら年齢の問題ではなく、想像力の問題なのかなと言う気もしてきたけれど、

自分の経験が100%だと思う人が上司に立つと、

とにかくとにかく、やりにくい。

 

全てを完璧にこなせる人なんていないし、

この世の全てを経験したことのある人だっていないし、

状況に応じて常識とは変化するもので、

そのあたりの察知能力が低い人が仕切ると、

やりにくいことは激増する。

 

つまりは、誰が相手であれ決めつけずに尊重し、

自分の経験則がどうあれ一旦は様子を見て、

状況に応じて立場を弁える。

ということが会社員の必須能力な気がするけれど、

自己顕示欲が強かったり、マウント争いに目が眩んでたりすると、

こういうことって見えなくなりがちなんだろうな。

 

もちろん自分自身にも言えることで、

他人の振り見て我が振り直せとはよく言ったもんだ。

これまで同じようなこと何度もした気がする。

気を付けよう…

 

それにどんな相手であれいいところはあるし、

いいところを見て、悪いところには目を瞑るという優しさも生きていく上では必要。

情けは人の為ならず!

 

むかしの格言は、歳とともに理解できるようになるもんですね。

それだけ成長したということですね。

ありがたや。