取捨選択

ソファを決められずに悩む私ですが、

仕事でも決断を迫られる事態になってきた。

 

問題は2つあるけれど、どちらも問題点は似ている。

感情の起伏の激しいリード、つまりチームリーダーですね。

 

リーダーってのはみんなを引っ張る係であるのと同時に、みんなをまとめる係でもあり、

周囲のニーズを的確にキャッチアップして、チームに伝える係でもある。

 

パワハラが糾弾される昨今では、命令で人は動かないし、

人数が多ければそれだけ考えが分かれるものなわけで、そこをバランスよく調整しなければならない。

それに、需要に伴った成果を上げていかないと、すべての作業が無駄になってしまう。

 

今私が関わっているチームはいくつかあるけれど、その中の1つはチーム崩壊の危機に陥っている。

理由は簡単。リードのおじさんがダメなのだ。

 

まず後出しジャンケンみたいな上から目線。

そしてまた気分でコロコロ言っていることが変わる。

それとクライアントの意向を的確に把握できていない。

 

実力ないからこその上から目線は嫌われるに充分。

嫌われてしまうと真っ当なことを言ったところで誰も聞いてくれなくなってしまう。

だけでなくクライアントからも不信を買う。

 

仕事を拒否する人が続出して、年内で撤退が決まっている部署もある。

その分は外注で補うことを決めたそうで、

てことは下手すると、社内で残るのはおじさんと私だけになってしまう危機に直面中。

そんなことになったら、あのわがまま気分屋おじさんの面倒を私が見なくてはならないではないか。

そんなのイヤ。

 

また別口のチーム。

これはなぁ…正式な部署ではないけれど、気が付いたら巻き込まれていた。

リードを取るのはフランス女子。

 

彼女も感情の起伏が激しい。

すぐにテンパって感情的になるクセがある。

でもってやっぱり言葉の壁というか、人種の壁のようなものがあって、

日本人特有の感覚は伝わりにくいところもある。

 

端的に言えば、一方的な決め付けが多くて、

拒否ると感情的にまくし立ててきたりする。

日本人でそんなに感情をむき出しにする人はあまりいないから、驚いてしまう。

というか、いないんじゃなくて、敬遠されるからみんなやらないんだよね。

その感覚が彼女にはないみたい。

 

 

どちらも断るのは自由。そういう社風。

 

でも今の私の仕事の8割はこの2つで埋め尽くされていて、この2つを断るとヒマになるだろな。

というのと、

この2つは他の仕事に比べて任される幅が広いので、おもしろいものを作り上げたケースもいくつかある。

その経験がなくなるのか…と思えばそれは残念。

 

決められないなら決めなきゃいいのかな。

いつか自然に結論が出る日まで、そっとしておけばいいんだろうか。

決めるべきかどうかも決められない、今日この頃。