トラブル

なにやらトラブルの多い、今回の旅。

 

あれこれあったけど、痛恨のミスは、

長距離バスを乗り間違えました。

 

右手に見えるはずの海が、左手に見えたから、おかしいなーと思ったのです。

Googleマップ立ち上げて、オドロキ!!!

キプロスで、ニコシアからラルナカに向かうはずが、パフォスに向かっていた。

日本的に言えば、東京から埼玉に向かうはずが横浜に向かってた。みたいな感じ?

 

衝撃だし、驚きだし、混乱ですよ。

うっそ、何これ、マジで?つーかどーすればいいの?

 

英語圏でない国で、というかわたしの英語も破壊的で、誰に何をどう尋ねたらいいのやら、それも混乱する。

 

とりあえず隣に座っていたお姉さんに拙い英語で、

バスの降り場を間違えたんだけど、どうすれば…と聞いてみた。

(そもそも行き先を間違えて乗ったことに終点間際で気がつきました。とは言えなかった…)

 

お姉さんは、途中で降りると乗り継ぎが悪いから終点まで行くべきだと教えてくれて、

終点で、バス乗り場とタクシー乗り場を教えてくれた。

 

がしかし!

バス乗り場にはバスなし。時刻表もなし。

もう考えるのがめんどくさくて、禁断のタクシー使うべく、タクシー乗り場に行けば、タクシーは一台きり。

おじさんにタクシーでリソシアに行ってくれるか?と聞くと、No!との回答。

Why not?!と反射的に答えたわたしの顔は、たぶん泣きそうな顔をしていたんだと思う(笑)

 

おじさんは、ちょっとわたしの顔を見て、どこに行きたいんだと聞いてきた。

だから、ラルナカに行きたいから、リソシアまで連れてってくれたら、ラルナカ行きのバスに乗ると…

おじさんはやっぱりNoで、ラルナカになら連れてってやる。と回答。

そんな!いくらかかるんじゃい!

いやいや、だって、待って…と話しているうちに、いつの間にか20ユーロで、ラルナカまで連れてってくれることに話しがまとまっていました。

 

おしさんが指し示すのは助手席。

すでにもうタクシーらしくない。

 

呆然と乗り込むと、おじさんはすぐに止まる。

なに?なに?どゆこと?怪しいタクシーなの?

笑顔で、飲み物買おうと思ってさ。と、おじさん。

 

その後も、緊張感を感じたようで、

飴くれたり、キプロス音楽かけてくれたり、

無事にラルナカまで送り届けてくれました。

 

ほぼ80キロで走り続けて1時間。

ほんとに、20ユーロでいいの…?と最後に聞いたら、

特別価格さ!と胸を叩いた。

 

ありがとう!おじさん。泣けてきちゃう。

20ユーロを渡し、おじさんとがっちり握手して、笑顔で張り合い、

タクシーを見送って気付いた。

 

現金がなくなった…

 

現金を下ろそうと、ATMを周る。

でもどれもユーロネットで、なぜなのかおろせない。

両替しようにも、キプロスで日本円なんて価値なしなんですよ、そしてまた今日は日曜日!

銀行が開いてない。

 

疲れ切って、もうやめました。

visaがあるじゃん!ビールでも飲もう。