帰任

年明けから帰任が決まった。

 

ずーっとそうしたくて、出向する前から行きたくなくて、

でもいざ決まって感じたのは、

なぜなんだろう?という戸惑いだった。

 

社会人になってからずっと、部署移動というものを経験したことなかったのです。

小さな会社にいたこともあったし、

まぁやり始めると抜けられなくなることも多かったし。

 

今回は確かにハマってなくて、

それでも少しずつ足場を固めていったような、

これでもちょっとずつ登り始めていたつもりだったから、

自分の意志とは無関係にことが決まったことに、

反発?いやいや。それほどの強い思いもない。

 

嫌です!まだ続けたいです!

 

そう言えば、残ることになるのかもしれない。

そうも思ったけれど、何も言えなかった。

だって続けたいというわけでもないし。

 

ただ、まだ中途半端なのに。

 

そうも思ったけれど、たぶん帰任しても立場が変わるだけで、

仕事の内容はそんなに大きく変わらない。

この一年で身に付けた知識はこれからも必要だし、

そしてまたもっと膨らませていくことが責務でもある。

 

1つ言えるのは、今まで誰かのせいにして文句を言ったことが、

これからはできなくなるということ。

ここでハマらなかったら居場所がないということ。

 

それに仕事の幅は広がる。

確実に忙しくなる…物理的に休日減るし。

 

入社したのも社長の思い付きなら、

出向も帰任も社長の思い付きで決まったことで、

いつでもどこでも逆らって生きてきたわたしが、

てんで社長には逆らえず。文句も言えず。

視線を感じれば襟元正す思いになり。

 

でもたぶん、そんな出会いがあって良かったのよのう…

思うことはいくつかあるけれど、

頭が上がらない存在がいるというのも悪くないのかもしれない。

 

根本的な組織改編があることもあり、

大掛かりな人事も発表されて、人が大勢動く中、

わたしの帰任なんて小さなこと。

 

そうは思いはしても、わたしの人生の主人公はわたしだから、

わたしにとってはすごく重要なことなのだと、

そう考えることはいけないことではないと、

そうも思う。

 

自己評価が低いがために、仕事に影響が出ていると、

そんな風に最近思うようになった。

 

でも自己評価が低いことって、甘えなんじゃないかしら。

つまり自分に言い訳して生きてるってことだから。

自分に自信を持って胸を張ることは、

退路を断つことにも繋がるんじゃないかしら。

 

胸を張って帰ろう。