やりたいこと

凪のお暇というドラマで、ウィッシュノートが出てきます。

今の自分がやりたいことを書く。

でも凪は書けなくて止まってしまう。

 

この気持ち、すごーくよく分かる。

一年前、わたしも仕事辞めたとき、そうだった。

 

正直なところ、目の前の現実と折り合い付けるだけで疲弊してるんです、

やりたいこととか、何かを好きになる、ときめく、

そんなのは、心に余裕があるからできることで、

精一杯の現実にあっぷあっぷしていると、自分を見失う。

見失ってしまった自分が望んでいることなど、知るよしもない。

 

無職で3カ月、ひたすらのんびりして少し浮上して、

前の仕事の知り合いに声をかけられるまま、仕事に復帰したのが、わたし。

 

無職で3カ月、のんびりしながらも、悩んで闘って、

やりたいことを見つけ、社会に復帰していく凪ちゃん。

 

ま、現実とドラマの違いは、こんなもんじゃろうと思うのですが…

 

やりたいこと。

今さらになって、ぽつぽつ出てきた。

これはたぶん、養生園の森の中で過ごした時間が大きい。

 

やっぱりあれってばすごかったんだな〜

テレビもネットも知り合いもなく、繁華街も店もなく、

酒も音楽も、食べるものもなく、過ごした3日間。

 

何をするかといえば本を読むくらいしかなくて、

自分でも持ってったし、小さな本棚もあったのだけれど、

結局、一冊も読まなかった。

 

ひたすら、川や森、生きものたちの自然の声を聞いて、

ストーブや焚き火の火を見つめて、木漏れ日を浴びて、

ただ、それだけ。

 

ヨガを何度かやるうちに、最後になって、

そうか〜ヨガ、こんなに好きだったっけ。

またやりたい。

 

そう思ったのでした。

 

養生園ではそこまでだったし、

下界に戻って、またも節制とはかけ離れた生活に戻るわけだけど、

一応ヨガは復活させました。

 

と、同時に腰痛で寝込む。

腰痛治ったと思ったら、だるくて動けなくなり、

なんとか会社復帰したものの、微熱発症。

 

これってば、下界を拒否してるよな、アタシ(笑)

やっぱり静かなところで、背伸びしない生活をしたい…

働くことは嫌いではないけれど、このままだと嫌いになってしまう。

 

家で寝込みながら、久しぶりにたかのてるこさんの本を読んだ。

純情ヨーロッパと、人情ヨーロッパ。

 

と、だいぶ長くなってきたので、続きは次回。