養生園4日目 心の解放

ワークショップ最後の日は、明け方から散歩へ。

 

楽しみにしていた朝のティータイムはハーブティー

おいしかったんだけれど、少々拍子抜け…

そうか。今日から普通にごはんですもんね。

 

朝のヨガは、インドでヨガの勉強をしてきたスタッフさんが担当で、

メニューは前日と同じものだったのだけれど、

身体が解放されていく感じがすごくよかった。

ヨガは、やっぱり好き。

 

そして待ちに待った朝食!

発芽玄米と小豆のごはん、かぼちゃのお味噌汁、

高野豆腐の煮物、ひよこ豆とエリンギの白味噌仕立て、焼きなすと、

肉魚はもちろん、小麦も脂も砂糖も使われないお膳は、

とにかくおいしい…そして豪華過ぎる。

 

どこから食べていいのやら、何から味わえばいいのやら、

食べることにも情報量過多ってあるんですね。

味わいが多様で混乱したまま、食事終了。

 

最後はシェアリングと言って、それぞれが感想を述べる席でした。

 

1人ずつ、思いを述べていく。

リピーターさんが多いので、過去の会と比べる方も多くて、

晴天に恵まれたことや、少人数で楽しく過ごせたことなんかを話していく。

 

わたしも話そうとして…何だか胸がいっぱいになってしまった。

何も期待せずに、ただ断食を体験して見たかっただけだったのに、

濃い体験をたくさんさせてもらった。貴重な時間だった。

本当に純粋に楽しかった。

 

今になって思うと、このとき、見事にデトックス効果が出ていたのだと思う。

身体に余計なものを入れずに、いらないものを出して、

心もまた余計な情報を入れることなく、知らず識らずのうちに、デトックスしていた。

 

木々や、川や、土、星、月、空、雲、太陽、猿や森に住む生きもの、そして炎、

そのほか自然界に存在するいろんなものの力を借りて、

たくさんいろんなことを考えたし、心の澱を少しずつ捨てて、

子どもみたいに感動することができた。

 

最後はみんなで手を振り合ってお別れ。

帰る人もいるし、場所を変えて延泊する人も。

わたしは延泊組。

 

養生園はマクロビオティックのお食事が有名なので、

断食だけでなく少しそれも楽しんでみたかったのです。

 

奇跡みたいな4日間はこうして幕を閉じたのでした。