ハンモック

ハンモックを買いました。

それを、猫の額ほどの小さな小さなウチのベランダへ。

ハンモック1つ置いて、埋まるベランダ(笑)

 

さすがに直射日光の当たる昼間は無理だけど、

明け方や夕方、夜なんかにごろんと寝転ぶ。

 

我が家は大通りに面しているので車の音は激しいし、

空も四角く切り取られた空しか見えないけれど、

それでも外で寝るってのは気持ちがいい。

都心のホームレスってこんな感じかなと思わないこともないけど(笑)

 

今週は仕事関係の飲み会が2つあって、

水曜日は三軒ハシゴして終わったの3時、

翌日は一軒に四時間いて、家着いたら1時。

 

金曜日は早めに帰ったけれど、完全に自律神経バランス崩したらしく、足が火照って眠れず、

土曜日曜は一転、寝ても寝てもだるくて起き上がれず。

ほんとに40オーバーで午前様2連チャンなんてするもんでないなと…

 

でもどちらも楽しかったのでした。

 

前の職場でも、帰りが2時〜3時になるような宴会があって、

いつも帰りたくて、頃合い見計らったりしてたもんだけど、

今回は時間が経つのがあっという間で、帰りましょうと言われて、時計見て、びっくりする感じ。

 

それにしても。

 

週に二回午前帰りして、週末はひたすら寝倒し、

ベランダにハンモックを広げて、

何もせずにひたすらぼーっとする。

 

なんて、独り身じゃないと許されないよねなんてぼんやり思う。

きっと世の中の大半の人は、そんな刹那的なことよりも、

家族を守り、生活を組み立てることの方が重要だというのだろうし、

アリとキリギリスってこんな感じなんだろうな。

 

でも。

 

凪のお暇というドラマがヒットしていると聞くにつけ、

あるべき正しい人生というものに疑問感じてる人が多いんじゃないのかなと思うんですよね。

 

凪という28歳独身OLが、あるきっかけで、

仕事を辞めて、荷物を全部捨てて、彼氏とも別れて、

郊外のボロアパートで無職生活を始める。

そこで知り合った人たちと紡ぐコミュニケーションの物語。

 

一年前に仕事を辞めて、移住すべく奮闘して、

結局似たような職場に入って仕事しているわたしとは大きく違うような気もするけど、

世の中に与えられた価値観ではなく、

自分の価値観で生きているわたしはそこそこシアワセだなと、

ハンモックに寝転んで思うのでした。

 

大自然の中で、家族でキャンプしながらとか、

大きな庭のある大きな家のテラスとか、

ハンモックのあるべき姿ってたぶんある。

 

でも都心の、騒音のする狭いコンクリベランダで、見えるものは切り取られた空だけで、

それでも風を感じるし、周囲からの視線はないし、虫もいないし、愛猫膝に乗っけて、

これも悪くないよ。うん。