身の丈
昨日は友だちと、マッサージ&飲みへ。
わたしは飲むし食べるんだけど、
基本的に女子はそういうタイプがあまりいない。
なので、その子は貴重な存在。
とにかく好みが合うのよ。
食べ物の好みも、量も、そしてまた人の好みも。
なので十年来の飲み仲間で友だち。
そして私たちの行き着く先は寿司屋になりました。
寿司屋で飲む。
魚をつまみに飲んで、最後に寿司を少し。
お酒は日本酒になりがちなもんで、
寿司屋で飲むと、結局寿司はあまり食べられない。
でもついついクセになるので、酔っ払うと2軒目に行ってしまう。
ちなみに1軒目からはあまり行かない。
とにかく酔うまでに時間がかかる上に、
1〜2時間もすると移動したくなるクセがあるので、
1軒目に寿司屋に行ってしまうと、寿司にたどり着く前に、気付くと店を出てしまってたりする。
だもんで、寿司屋は2軒目。
昨日もそんなわけで、ふらふらと通りすがりの寿司屋に行きました。
大将が若い見習いと2人でやってる小さなお店。
生木のカウンター。メニューはどこにもなく、ガラスケースに雑然と並んだネタ。
入ってみて気付く。こりゃちゃんとした寿司屋だ。
つまみでもらったつぶ貝は絶品で、
いつも頼むとろたくもすご〜くおいしかった!
んだけどねぇ…
やっぱり高いよね。お会計で驚く。
これは自腹で来る店ではないよ。
というか、わたしをごはんに連れてってくれる人は、基本的に高い店には連れてってくれないので(量を飲むから)、
どうにも縁のない店でした。
たぶんもう行くことはないな。
お金の問題だけでなく、大将がおしゃべり好きな人で、
うん、あるよね、こういう店。
通常なら常連さんがおしゃべりするんだろうけど、
昨日は雨だったせいかお客さんが他にいなくて、
ずっとわたしたちが話すはめになってしまった。
少しくらいならお相手するのですが、ずっとはきつい。
基本的に人見知りだし。結局聞き役になるし。
なぜお金を払って、見ず知らずの職人さんの話を聞かねばならぬのか、
いつもの友だちといつも飲むのは、好みが合うだけでなく、気楽なことが重要なので、
酔っ払った頭で、知らない人と気を使いながら話すのは、気楽な時間にはカウントされないのだ。
だもんで、わたしたちにしては短めに切り上げました。
友だちはそのお店も大将も気に入ったらしく、
なんで〜と不思議そうだった。
彼女はお父さんが食道楽の人なので、本格的な寿司屋もよく行くらしい。
また行こうね。だって。
でもわたしは、もっと大衆的な寿司屋でいいや。
回ってないだけマシというレベル。
明らかに雇われ風板さんがいるところで充分。
そんな店が気楽。身の丈にあっている。
ついでにサイフにもあっている。
ふらふらと蛇行しながら歩きつつ、しみじみ思った雨の夜。