辞めてどうする!
最初に考えたのはもちろん転職。
分かりやすい問題点は自社との軋轢だったから、関連会社に異動すりゃいいじゃ〜んとまずは短絡的な発想をしました。
おかげさまで社内より外の方が知り合いも多かったし、その発想で簡単に決着が着くのかと最初は思えました。
でも、やっぱりそうは問屋がおろさなかった。
ややこしい関連性もあったし、何より、
おまえは何がしたいんだ!
と、一括されたときに、わたしは答えることができなかった。
わたし、何をしたいんだ?
我が身の保身ばかり考えていて、自分の意志というものがなかった。
動けずうずくまったまま一年が経ちます。
現実逃避しながら日々を過ごし、近所の図書館で本を読み漁るようになり、
稲垣えみ子さんの「魂の退社」に出会います。
企業に属さずに生きる。
そんなこと考えたこともなかった。そんな選択肢があるなんて誰も教えてくれなかった。
でも、夢まぼろし…なのだと。
本に描かれた世界に魅了された自分を嗤いました。
いい歳してバカじゃないの?と。