10年前はワンルームマンションに住んでました。

 

玄関入って右手に洗濯機、キッチンと並び、左手にお風呂とトイレ。

廊下の突き当たりに居室があって、正面が窓。

 

ワンルーム歴は10年ちょっと、2箇所に住んだけどどちらも同じ間取り。

洗濯機が室内で、バストイレ別、二口コンロが当時のこだわりだったかな。

一軒目は木造アパートの1階、二軒目がエレベータ付きのマンションの4階だったところが、変化かな。

木造の家は冬はほんとに寒かったし、ゴキブリ出たけど、

4階の部屋は、口うるさい管理人がいたものの、中々住み心地の良い部屋でした。

 

でもある日、お風呂上がりにドライヤーしてた時のこと。

その家に洗面台というものはなかったので、

部屋に置いた等身大の鏡で当時はドライヤーをかけていました。

 

部屋に置いた180センチある大きなカラーボックスのような本棚。

そこには本も置いてあったけど、ボックス入れて洋服入れたり、

アクセサリー類を置いたり、写真を飾ったり、

その隙間にドライヤーを押し込んでいた。

何かの弾みに、どどっと雪崩が起きたんだよね。

それを見てとてつもなく悲しくなった。

 

同世代はどんどん結婚して生活を変化させてくのに、

私はいい年して、いつまでも若い頃と変わらない生活。

ほんと何やってんだろう…

洋服は洋服ダンスに、本は本棚に、ドライヤーは洗面所に。そんな当たり前の生活がしたい!

夫も子どもも車もないけど、家ぐらいあったっていいじゃないか!

 

で、引越しを決意。

条件は、二部屋あることと、ユニットバスではないお風呂。

でも都内で、家賃は10万円以下。

だったら借りるより買っちゃった方が安いか。

と、短絡的な発想で、とんとん拍子でマンションを買ってしまった。

それが今の家。

 

1L DK。中古だけど築浅。

玄関入って左手にトイレ、右手にお風呂と洗面所。

廊下を抜けてリビング、対面式キッチン。

リビングの奥には独立型の寝室。

 

新宿にも渋谷にも近いから、その気になればいつでも売れるだろう。

そう思って深く考えずに買ってしまった。

収納が少ないこととか、道路からの騒音がやや気になるとか、西日がきついとか、ベランダが狭いとか、

細かく気になることはいくつかあるけど、割に住みよく暮らしている。

 

この家に引っ越して大きく変化したことは3つ。

ひとつ目は冷蔵庫。単身用の小型冷蔵庫からファミリータイプへと買い替えた。

これで食生活が激変。

 

ふたつ目。寝る部屋とリビングが分かれたこと。

これで寝落ちということをしなくなった。

テレビを止めて、着替えてベッドへという生活スタイルを手に入れた。

 

3つめ。これがいちばん大きい。

偶然だったけど、このマンションはペット可だったのでした。

これによってわたしの人生は変わっていく。