日常
コロナ渦からリモートワークになって早いもので3ヶ月。
そしてここへ来て、緊急事態宣言の解除の兆し。
緊急事態宣言はガマン大会ではなく、歴史の節目だろうから、
解除されても全てが元通りになるわけではなく、
ゆるやかに変化していくのだろうと思う。
元に戻りたいひと、元に戻りたくないひと、全てを巻き込んで。
私はもう圧倒的に後者。
ずっと会社勤めが性に合わなくて転職を繰り返し、
家でできるノマドとか最高だなと思ってた。
それでも、フリーランスには冷たい社会、日本。
収入は下がるし、税金とか国経費は上がるし、
会社勤めしながら、家で働けたら最高だなと思ってた。
最高叶ったじゃん!ひゃっほう!
て、ならないのが、人間のわがままなとこで。
でも正直、通勤がないのはありがたい。
一日中靴を履いてなくていいのも、すっぴんでいられるのも、
四六時中、人の目を気にせずにいられるのもありがたい。
時間の余裕ができたおかげて、思わぬことに気を取られるようになった。
それは何かって政治だ。
政治に興味あるなら政治家になればという発想はナンセンスで、
海外小説なんか読むと、日常会話に政治が出てくる。
赤毛のアンでさえ出てくる。
日本は、「お上に逆らうな」と言う呪文がまだ生きているようで、
素人が政治について語るな的な空気がある。
でもコロナ渦でそれは変わっていくような気がする。
コロナで変わることと言えばもう一つ、余暇の過ごし方。
私は食べ歩きが好きだし、グルメは平和な日本において、
多くの人に共通する趣味だったような気がする。
でもそれは形を変えるんだろうな。
ウーバーイーツが1つの形だけれど、それだけでなく。
そしてまた働き方。
この状況下に陥って思うのは、人を一か所に集めるということが、なんと贅沢品であるかということ。
人の時間はお金だ。移動も。場所確保も。
そんなとんでもないお金と労力をかけて人を集める意味ってなんだろう?
もちろん、そうでなければいけない職種もあるけれど、
単純にIT化が遅れてるだけだったり、経営陣の頭にカビが生えてるだけだったりする企業も多い筈。
求職するときに、誰もがお給料や待遇を気にするけど、今後はリモート可かどうかも重要なポイントになるんだろうなぁ。
とすると家にいる時間が長くなる。
居心地のよい空間であれかしと思うのは当然のこと。
結婚率は下がるだろうな。少子化加速。
不動産は値上がり。都心よりも広い家を郊外へ。
エンタメ業界は…
演劇人には大好きな人がたくさんいて、
彼らを思うと胸が痛いけれど、変わらざるを得ないと思う。
次に海外に行けるのはいつになるかしら。