塩浴
フリーになったらやってみたかったことの1つに塩浴があります。
なんでも臭う人もいるんだそうで、隣の席に敏感女子がいた時は怖くてできなかった。
でも今はニオイホーダイ!
てことで松本永光さんの自然塩浴読本を手に入れ、数日前から始めてみました。
塩浴。
塩の浸透圧が毛穴を刺激し、汚れた皮脂と老廃物が自然と毛穴から溢れ出た後、必要な皮脂で皮膚がコーティングされるというもの。
なんだそうだ。
原理は、食品を塩もみしてしばらくすると、水が出てくるのと同じことなんですって。
シャンプーや石鹸は、この必要な皮脂まで洗い流してしまうそうで、だから使った後肌が突っ張る。
そのために、化粧品が必要となる。
だから、石鹸も化粧品も同じ会社が販売している、メーカーが儲けるために作り出した仕組みである、とかとかとか。
メーカー推奨金儲け主義に踊らされてる愚かな消費者、
的なことも多少は気になりますが、
とりあえず、「出す力」というのが一番刺さりました。
石鹸は、皮膚の表面ある脂と汚れを取り除く。
塩は、毛穴の中から老廃物と脂を押し出す。
のであれば、塩の方がお得!安いし。
ファンデーションなしの生活は、普通に生きる限りはなかなか難しいけど、
シャンプー、コンディショナー、化粧水、乳液、美容液、スタイリング剤だって、月額にするとなかなかのものです。
さて、塩浴。
老廃物と余分な脂で、ベタベタが気持ち悪い。
と、本にもあった。ネットでも見た。
でも実際にやってみたところ、よく分からない…
手順としては、まずお風呂に入ります。
次に頭からシャワーを浴びて、上から順に、手で塩を身体に塗っていきます。
一番下まで塗り終わったら、もう一度上からマッサージしていく。
最初はザラザラしていた塩が、だんだんヌルヌルしてきたのを感じます。
そして、シャワーで塩を洗い流します。
この時、頭はベットリとした皮脂に指が埋まる…
とあるけれど、多少髪はごわつくものの、特に脂は感じない。
そのままもう一度、お風呂にゆっくりとつかって、最後に冷水シャワーを浴びて、おしまい。
冷水は、最初は確かに冷たいけれど、出た後は爽快!
今は夏だから!というツッコミもあるけど(ll^ω^)、先のことはまた後で考えよう。
というわけで、脂、臭いによる不快感もなく、
垢がたくさん取れる!という爽快感もなく、
ただ、肌がしっとりしてるというか、毛穴が引き締まる感じは受けます。
化粧水の類は使っていないけれど、顔が突っ張る感じもないし、これは確かにすごい。
くすみが消える、むくみが消える、シミソバカスが消える、
皮下脂肪が排出されるので痩せる、血行が良くなる、
なんて嘘みたいな効果も本には書かれているけれど、
まぁどこまで本当かはさておき、排出効果を高めるというのは大事なことなんだと思います。
冷えとりもそうだけれど、現代人が失ってしまったのは出す力なんだと思う。
食べたいものはなんでも食べて、病気になったら薬を飲んで、
化粧品塗って、薬を塗って、異物を取り込まぬようマスクして、
そのことにわたしもなんの疑問も持たずに生きてきたけれど、
人間は生物!動物なのだ!
古来から何千年も生きてきて、化粧品を含めた薬品に頼るようになったのはここ200年ほどの話。
だからなくても生きていけるはず。
というわけで、塩浴。しばらく続けてみます。