どんな風にいきるのか

目指すのはお金に振り回されない世界。

 

働くのは生きることだと思うから、これからもずっと働いていくし、定年とか年金とかそういうこととは関係なく、ずーっと死ぬまで?(笑)働くことが理想です。

 そう思うようになったのは、父を見ていたからというのもあります。

 

父は定年退職後、役員として会社に残り、

辞めた後は仕事を探して働き出しました。

67歳で辞めたせいもあって、再就職先を見つけるのは大変そうでした。

なぜそんなにしてまで働くのかと言えば、本人曰くヒマだから。

 

団塊の世代だもんな〜そんなに仕事が好きなのか。と最初は呆れていたのですが、ふと自分に置き換えたとき、愕然とした。

 

①退職時期

まず、そもそもわたしの場合は会社との折り合いが悪いので、定年後に残ることは考えられない。とすると、60歳ということになります。

 

②定年後の生活

家は便利な都心です。ジムも区のスポーツセンターもある。

健康のため運動施設に通うことになるでしょう。

以前ジムに通っていたときは、登録者の半数は高齢者でした。

 

③退職後のお金

マンションのローンは終わっている予定。

でも管理費が残ります。

年金が65歳からとすると、その間5年間無収入で生きていかねばならない。

貯金もあるし、退職金も出るだろうけど、病気にもなるかもしれないし、いくつまで生きるか分からないし、足りるんだろうか…?

 

想像する老後の生活は、静かで穏やかそうではあったけれど、単調で退屈そうでもあった。

日々、手料理をして、飲みに行くことは減って、ジムに通い、ご近所に知り合いもできるかもしれない。

周りの高年齢者(ウチの両親も含めて)の喜びと言えば、みなさん、孫の成長というイメージだけれど、わたしには子どもはいないから当然孫もいない。

でも、きっと猫はいて、犬も飼いたい。老後なら時間もあるから毎日散歩だって行ける…

お金に不安があるのならわたしもまた働けばいい。でも60歳を過ぎてどんな仕事があるんだろう、スーパーのレジのとかだろうか。

 

ぼんやりと想像する老後イメージは、今の生活から仕事だけ取り除いたもので、

つまんなそうだな!

 

そう思ったのは覚えているけれど、何がどうなって、田舎暮らしという発想が生まれたのか、そこはもうよく覚えていません。

ただ、お金のことを考えていたときに、ローンが終わっても管理費が残るなら、家賃は一生タダにはならないのか。戸建は管理費ないからタダなのか…。と、思った覚えがあります。

 

またこれはもう何年も前だけれど、

タイのチェンマイに行ったときに、スーパーの日本商品の多さに驚いて、リタイヤ後に老後をタイで過ごす日本人が多いと知り、

そっか、それもいいな…働かないなら東京にいる必要ないしな。と思ったことは覚えています。

 

もともと人混み嫌い、ショッピングも好きではないわたしにとって、東京の魅力なんて食ぐらいなものだった。

飲み歩きもしないのであれば、東京にいる意味なんてないなと。

だったら海外に行っちゃえ。と。

 

それが猫を飼うようになり、

一時期は年に2回行っていた海外旅行に行かなくなり、

海外移住に猫連れてけないなぁ

じゃ、海外はないな

でももっとのんびり暮らしたい

そして気が付いたときには、

田舎暮らしのブログを読みあさり、図書館では田舎暮らしの本を借りて、ヒマな時間に、ネットで物件を探すようになっていました。

 

でも埼玉県という、いわゆる東京のベッドタウンで生まれ育ち、就職はずっと東京。

田舎暮らし経験が皆無のわたしにとって、田舎は怖いイメージが強かった。

 

だって免許ないし。車ないと生きていけないよね〜

村八分とか噂話とか、テレビドラマでよく見るなぁ。コミュニケーションの下手くそなわたし。絶対馴染めない。

だいたい未婚の女なんて先入観から受け入れてもらえないに決まってる。

 

まぁ無理に決まってるよな…